同人誌の「あとがき」に書いたものを転載します。

「気象庁が温暖化を認めた」と書いてから、それ程の歳月は過ぎていないのに、今期報告書で気象庁は「今世紀末の平均気温4.8℃上昇」と発表した。
地球温暖化問題は世界気象機関(WMO)、国連環境計画(UNEP)でも議題とされ、緊急に排出ガスゼロ対策を行っても2℃程度の上昇は避けられないとされている。
排出ガスを全規制しても悪化するという点が問題の深刻さを表しているが、経済活動を行っている限り排出ガスゼロ規制など出来る筈がなく、 どうにかして温暖化を遅らせる以外に答えはない。
資本主義経済は競争原理による過剰生産と、景気刺激策などによる過剰消費の無駄と、その悪循環を止めるすべを持たない。「経済開発と環境保全の調和」というと尤もらしく聞こえるが、元々それらは二律背反である。経済開発は環境破壊の別名で、未来に対する罪であるが、開発を止めるとたちまち生存は保障されない。
海外の経済学者の一部は「拡大しない経済活動」を模索しているがまだ答えは無い。はたして人類に未来はあるのだろうか、今ほど人類に英知が求められる時期は無いと思う。

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