人生観を変えた一曲

前回の続きになるが、S先生のWEB上の書込みにJanis Joplinの’Cheap Thrills’というアルバムの写真があり、少し当時のことを考えた。 ジャニス・ジョプリンには別にパールというアルバムがあり、その中に’Me & bobby mcgee’という曲が収録されている。これはクリス・クリストファーソン(Kris Kristofferson)のオリジナル曲だったがジャニス・ジョプリンが歌ったことで有名になったと記憶している。 この曲のサビの部分の冒頭に「自由というのは失うものが何もないってこと、だけど自由じゃなかったら、そもそも何も始まらない。」(Freedom’s just another word for nothin’ left to lose Nothin’, don’t mean nothin’ hon’ if it ain’t free,no no )という部分がある、これがその後の人生観を変える一言になった。 それまで何となく「自由は勝ち取るもの」だと思っていたが、ここでは真逆の「失うものが何もないってこと、何も持たないことが自由だ」と歌っている。「そうだ! 何かを得ると言うことは、何か得たものに縛られる事なんだ。」と気が付いた。貧乏人の言い訳みたいに聞こえるかもしれないが、「富こそが持つ者も持たない者をも不自由にさせているのだ。」と気付いた。 そんな訳で、今も貧乏を続けている・・・?。